本セミナーでは、気候変動の影響拡大に伴い重要性が増すサプライチェーン強靭化と、それを支える早期警戒システム(EWS)の可能性を議論する。冒頭の日本国環境省によるオープニングに続き、EWS協議会代表企業が官民連携の取組を紹介する。その後は二部構成で進行する。第1部では、途上国政府や企業による現場ニーズやイノベーションの共有、日本の民間企業による最新技術紹介、農業や都市開発分野での貢献可能性、さらに金融支援の役割に関する事例発表を行う。第2部のパネルディスカッションでは、国際機関の知見も交え、官民連携の加速やEWS活用によるサプライチェーン強靭化の展望について多角的に議論するとともに、今後の協力の可能性と方向性を示す。
Thu 13 Nov. 2025
ブラジル時間
10:00-11:15
日本時間
22:00-23:15
強靭なサプライチェーンの実現に向けた早期警戒システム
主 催 : 環境省
共 催 :
概要
プログラム
開会挨拶
土居 健太郎|環境省 地球環境審議官
官民連携EWSの取組紹介
安部 大介|ウェザーニューズ株式会社 執行役員サービス統括責任者
第1部(発表)
田原 泰雅|株式会社日本政策投資銀行 取締役常務執行役員
佐藤 美紀|日本電気株式会社 GX事業開発統括部長
スパット ペンパン|タイ国天然資源環境省 環境専門職(専門級)
大司雄介 |国連開発計画 気候変動適応プログラム・ヘッド
第2部(パネルディスカッション)
エスミラ ハビエル|アジア開発銀行 気候変動・持続可能な開発局 気候変動スペシャリスト(気候資金担当)
杉浦 菜月|経済産業省 地球環境対策室 課長補佐
佐藤 美紀|同上
田原 泰雅|同上
安部 大介|同上
チャン ティ タイン ガ|ベトナム農業環境省(MAE) 気候変動局 適応課 課長
藤野 純一(モデレーター)|地球環境戦略研究機関(IGES)プリンシパルシナジーコーディネーター
閉会挨拶
松田 英美子|環境省 地球環境局気候変動科学・適応室 室長補佐
セッションサマリー
本セミナーでは、気候変動の影響拡大に伴い重要性が高まるサプライチェーン強靭化と、それを支える早期警戒システム(EWS)の可能性について議論した。とりわけ、脆弱な国やコミュニティに EWS を「ラストワンマイル」まで確実に届けるためには、官民連携(PPP)の下で EWS の汎用性・適用性を高め、バリューチェーン全体のレジリエンスを強化していくことが重要であるとの認識が共有された。
本セミナーでは、こうしたキーメッセージを踏まえ、政府や国際機関、民間セクターそれぞれの役割について意見交換を行った。政府・国際機関については、影響を受ける地域の具体的なニーズを的確に把握し、それに応じた重点的な対策・政策を設計すること、さらに主要な利害関係者を結集し、相乗効果を最大化する調整機能を果たすことが期待される点が指摘された。
一方、民間セクターについては、地域のニーズや状況に即した持続可能なサービス提供に加え、防災や BCM(事業継続管理)をコストではなく企業価値を高める「戦略的資産」と位置づける視点が重要であるとの意見があった。また、特に金融機関は、単なる資金供給者にとどまらず、多様な仕組みや手段を通じて社会変革を後押しできる存在であり、その役割は極めて大きいという点で参加者の認識が一致した。
セミナーの様子
登壇者発表
パネルディスカッションとQ&A
現地登壇者集合写真
