本システムは全熱交換器と最適な温湿度制御の組合せにより、空調の消費電力を大幅に削減し、建築物の脱炭素化、特に建物運用中の温室効果ガス(オペレーショナルカーボン)の削減に貢献する技術。通常の換気では高温高湿の外気をそのまま屋内に取り入れるため、除湿のために空調の設定温度が過剰に低く設定され、エネルギー消費は大きくなる。全熱交換器は、換気の際の給気と排気の熱と湿度を交換することで空調の熱負荷を抑制できる。全熱交換器と最適な温湿度制御の組合せで、空調の設定温度を下げすぎず快適な室内環境を実現し、当社ビルの実証では約40%の消費電力削減が確認された。本技術は既に販売中で、世界各地で展開が可能。
省エネ/建築素材
省エネと快適性を両立する、全熱交換機による換気と空調を用いた温湿度最適制御システム

全熱交換機 外気処理タイプ VKM

全熱交換機の仕組