ASEAN他アジア各国の脱炭素移行を着実に進めるために、日本はアジア太平洋統合評価モデル(AIM)によるNDCや長期戦略の作成支援、コ・イノベーションのための透明性パートナーシップ(PaSTI)による企業の透明性向上支援(算定報告に関する制度導入支援等)、隔年透明性報告書(BTR)・インベントリ作成支援による脱炭素政策形成支援を実施してきた。今後、これらの取組から得られたアジア型の脱炭素を通じた経済成長モデルの考え方を、日本とASEANが協力してネットゼロに向かう成長の実現のためのレポートを作成し、グローバル・ストックテイク(GST)2へのインプットを目指している。
本セミナーでは、ASEAN各国ハイレベルと本協力について共有するとともにレポート作成への協力を呼び掛け、GSTの取組状況や今後の方針について各国の意見をいただく。また、上述の取組のうち脱炭素形成戦略について今年度顕著な進展のあった具体例を各国担当者から発表する。
Thu 20 Nov. 2025
ブラジル時間
12:15-13:30
日本時間
00:15-1:30 (+1day)
ASEANの脱炭素化への日本の協力 -ASEAN-日本GSTレポートに向けて-
主 催 : 環境省
共 催 : 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)・国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)
概要
プログラム
開会挨拶
石原 宏高|環境大臣
写真撮影
登壇者全員
ASEANハイレベル参加者からのステートメント
グレース フー|シンガポール共和国 持続可能性・環境大臣
アリー スディジャント|インドネシア共和国 気候変動・炭素経済価値ガバナンス担当副大臣
アダオ ソアレス バルボサ|東ティモール民主共和国 気候問題担当特使/特命全権大使
ノラリーン ウィ|フィリピン共和国 環境天然資源省 次官補
ボンエア カンピラヴァン|ラオス人民民主共和国 農業環境省環境局 次長
ザイム ハルビ|ブルネイ・ダルサラーム国 気候変動担当局長兼代表団長
基調講演
野本 卓也|環境省 地球環境局国際連携課気候変動国際交渉室 気候変動特別交渉官
発表
ブンディット リメンチョクチャイ|タマサート大学 タマサートデザインスクール 教授
レトノ グミラン デウィ|インドネシア大統領エネルギー問題特別顧問補佐官
ボンエア カンピラヴァン|同上
閉会挨拶
野本 卓也|同上
セッションサマリー
開会挨拶では石原宏高環境大臣が、気候変動対策における日本の貢献の一つとして「日本の気候変動イニシアティブ2025」を発表し、本イニシアティブが掲げる自然との「シナジー」、市場メカニズムや先端技術等による「ソリューション」、インベントリを活用した「透明性向上」を通じてアジアをはじめ世界の脱炭素化に寄与していく考えを示した。
続いて、シンガポール、インドネシア、東ティモール、フィリピン、ラオス、ブルネイのハイレベルよりステートメントがあり、ASEAN–日本レポートへの強い支持が表明された。また、日本によるAIMを用いたNDC策定支援、PaSTIを通じた企業の透明性向上支援、BTR作成支援(SITA)等に対し、高い期待が示された。
その後、AIM協力に特に焦点を当て、今年度ASEAN地域で顕著な進展を示した事例として、タイのNDC3.0策定における日本の技術協力・能力構築支援、インドネシアのセメントセクターのロードマップ策定支援、ラオスのNDC3.0策定に対する日本の貢献等が、各国の研究者・政策担当者より紹介された。
環境省による閉会挨拶では、ASEAN・日本から脱炭素化と経済成長の同時達成を目指し、これまでの取組から得られたアジア型の脱炭素を通じた経済成長モデルの考え方をもとに、日本とASEANが協力してレポート作成を開始することが改めて強調され、本セミナーは幕を閉じた。
開会挨拶 石原 宏高 環境大臣
登壇者と大臣(中央左:日、中央右:星)
ステートメント フー 持続可能性・環境大臣
ラオス登壇者による事例発表
