国立環境研究所及び環境省は、2025年6月に打上成功したGOSAT-GWについて、国内外への気候科学広報及び民間セクターでのデータの活用を進めている。GOSAT-GWで実現する高空間分解能温室効果ガス(GHG)データや、2009年から続くGOSATとGOSAT-2による長期間の衛星観測データ、地上・船舶・航空機等による精密な現場観測データ等の最先端のデータとあわせて科学的知見を集約し、日本GHGセンター(仮称)を通して発信することにより、研究者だけではなく、国内外の政策決定者・地方自治体・企業等に情報を届け、各国の脱炭素行動を促進する。
本セミナーでは、GOSAT-GWと日本版GHGセンターの準備状況を説明し、GOSATデータを活用したビジネスへの展望を紹介する。
Mon 17 Nov. 2025
ブラジル時間
10:00-11:15
日本時間
22:00-23:15
気候科学広報及びビジネスへのGOSATデータ活用推進
主 催 : 環境省・NIES
共 催 :
概要
プログラム
開会挨拶
土居 健太郎|環境省 地球環境審議官
GOSAT-GW温室効果ガス衛星観測ミッションと日本GHGセンター計画
谷本 浩志|NIES 地球システム領域 領域長
GHG observations from Space: ESA-Japan cooperation
フランク マーティン ザイフェルト |欧州宇宙機関 Directorate of Earth Observation Programmes, Earth Observation Applications Engineer
From data to action: How UNEP's International Methane Emissions Observatory will leverage Japan's GOSAT-GW to drive mitigation
ルース ド コウト|国際連合環境計画(UNEP) Climate Change Division, Deputy Director
LNGサプライチェーン低炭素化とリスクマネジメントを加速する:衛星画像分析と実測によるメタン排出検知ソリューション
Momentick – Emission Intelligence
矢野 敬祐| 損害保険ジャパン株式会社 海上航空保険業務部 貨物・運送グループ 課長代理
ダニエル カシミール|Momentick Ltd., CEO
衛星データが導くサステナブル金融の新たな航路
GHGSat – CO2
橋詰 卓実|株式会社三菱UFJ銀行 サステナブルビジネス部 宇宙イノベーション室 室長
ステファン ジャーメイン|GHGSat社 創設者兼CEO
気候変動および温室効果ガスに関する全国的な教育プログラムの枠組み
近藤 雅征|広島大学 IDEC国際連携機構 准教授
GOSATシリーズプロダクトのNIESウェブサイトの紹介
佐伯 田鶴|NIES 地球システム領域 主任研究員
閉会挨拶
谷本 浩志|同上
司会
佐伯 田鶴|同上
セッションサマリー
本セミナーでは、国内外の研究機関、国連機関、宇宙機関、民間企業の登壇者を迎え、日本のGOSATシリーズ衛星を中心とした温室効果ガス観測衛星の成果や脱炭素行動へ向けたデータ活用への展望を紹介した。2025年6月に打ち上げられたGOSAT-GWの最新の状況報告では、GOSAT-GWの精密観測モードで取得したデータを解析した二酸化炭素、メタン、二酸化窒素の濃度を公の場で初めて報告した。さらに、温室効果ガス排出量削減に向けた衛星データ活用について、日本と国際機関の連携や、保険や金融分野でのビジネスにおける展望・有効性を紹介した。加えて、GOSATシリーズを含む温室効果ガスに関する最新の観測データと科学的知見を世界に発信する情報センター(日本GHGセンター(仮称))の準備状況についても発表し、さらに気候変動科学と温室効果ガスに関する次世代教育の日本での取り組みを紹介した。
土居地球環境審議官(環境省)による開会挨拶
NIES谷本浩志領域長によるGOSAT-GWの発表
セミナーの登壇者
