本イベントでは、GOSAT衛星観測技術を活用した気候変動緩和プロジェクトの透明性と緩和効果の向上を促進する取り組みを紹介します。
モンゴルでは持続可能な草原管理を実施することで、土壌有機炭素を増加させる長期的な緩和プロジェクトが始まっています。広大な牧草地でGOSAT衛星データを用いることにより、プロジェクトに客観的データを付加する先進的な取り組みとなっています。また、中央アジアでは、グリーンアクセラレーションセンターが立ち上がり、地域全体のクリーン技術の投資促進を図っています。ここにGOSAT衛星技術がもたらす透明性が加わることで、地域全体のグリーン化がされに加速することに大きな期待が寄せられています。
GOSAT衛星観測技術を活用したグリーン化技術事業の推進を通じて、客観的なモニタリングと検証の重要性を理解し、国際標準化への導入の試みや地域での取り組み事例を共有することで、気候変動対策の信頼性と実効性を高めるための知見を深めます。また、各国が、今後のグリーン化促進に向けた具体的なアクションを議論し、地域・国際的な協力の加速を目指しています。
Fri 14 Nov. 2025
ブラジル時間
11:45-13:00
日本時間
23:45-1:00
気候緩和のためのGOSATを用いたイノベーション
主 催 : 日本国環境省・カザフスタン共和国環境天然資源省・モンゴル国環境気候変動省
共 催 : 中央大学・カザフスタン共和国国際グリーン技術投資プロジェクトセンター・モンゴル国気象水文研究所
概要
プログラム
開会挨拶
行木 美弥|環境省 国際脱炭素移⾏推進 環境インフラ担当参事官
カザフスタン国代表(TBC)|TBC
ODKHUU Durzee|UNFCCCモンゴル国フォーカルポイント
基調講演「気候緩和事業の透明性評価のためのGOSAT衛星を活用した革新的GHG推定技術」
渡邉 正孝|中央大学 研究開発機構 機構教授
セッション「GOSAT衛星を活用した挑戦的な緩和プロジェクト」
発表1「GCFプロジェクトによるGHG削減への期待される貢献」
BATJARGAL Zamba|モンゴル国 IPCCフォーカルポイント/気象水文研究所(IRIMHE)特別顧問
発表2「モンゴルにおけるGHG推定とモニタリング分野の活動」
ENKHAMGALAN Tseelei|アジア開発銀行(ADB)
GERELMAA Shaariibuu|アジア開発銀行(ADB)
発表3「GOSATおよび衛星データキャリブレーションのためのリファレンスサイトとしてのモンゴル東部草原地域のフルフ長期生態系モニタリングステーション」
NANDINTSETSEG Nyam-Osor|モンゴル国 野生生物科学保全センター
セッション「中央アジアにおけるグリーンアクセラレーションへの資金調達と拡大」
発表1「中央アジアにおけるグリーンアクセラレーション:カザフスタンの経験に基づく提案」
Saken Kalkamanov|カザフスタン共和国 国際グリーン技術投資プロジェクトセンター 理事長
発表2「クリーン技術イノベーションの拡大:国際協力とGCIPモデルの役割(仮題)」
TBC|国際連合工業開発機関(UNIDO)
発表3「グリーン成長への資金調達:投資におけるMRVとイノベーションの重要性」
Eugene Zhukov|ADB 気候変動・持続可能開発局 事務局長(TBC)
閉会挨拶
渡邉 正孝|同上
