セミナースケジュールNbSによるシナジー効果の追求

Thu 13 Nov. 2025

ブラジル時間
11:45-13:00
日本時間
23:45-1:00

NbSによるシナジー効果の追求

主 催 : 環境省

共 催 : 独立行政法人国際協力機構(JICA)

概要

自然を活用した解決策(NbS:Nature-based Solutions)は、健全な自然生態系が有する機能を活かして社会課題の解決を図ることを目指している。NbSは、気候変動緩和・適応、防災・減災、資源循環、地域経済の活性化、人獣共通感染症、健康等 、複数の分野に横断的な便益をもたらす統合的なアプローチであり、グリーンインフラや、生態系を活用した適応策(EbA: Ecosystem-based Adaptation)などが含まれる。
気候変動、生物多様性の損失、汚染という、3つの世界的な危機を乗り越えるためにも、統合的な解決策であるNbSが期待されており、国際的にもUNEA6のシナジー決議を通じて統合的な対応の推進が求められている。あらゆる取組についてNbSとしての意味づけを積極的に行っていくことが、社会的な理解と連携・協力の促進を進める上で重要である。
本セミナーでは、NbSの良事例紹介とともに、実践から見えてきた課題の共有や、地域間での実践例の適用可能性も含め、持続可能なNbS実装に向けて必要な要素について議論する。

プログラム

開会挨拶

行木 美弥|環境省 地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当 参事官

NbSを通じた気候変動と生物多様性保全のシナジーの追求

齋藤 佑介|環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性戦略推進室

途上国におけるNbS実施例の紹介

リスティアント プリバディ|インドネシア森林省 流域管理・森林再生総局 マングローブ再生担当部長

日本企業によるNbS実施例紹介

家根橋 圭佑|日本工営株式会社 中央研究所 課長補佐

国際NGOによるNbS実施例紹介

ピーテル ファン エイク|国際湿地保全連合 デルタおよび沿岸部プログラム責任者

(パネル討議)シーンセッティング:NbS実施に向けたJICAの活動と活動から見えた課題

阪口 法明|JICA 地球環境部 森林・自然環境保全グループ 国際協力専門員

パネル討議

登壇者全員

議論のまとめ・閉会

阪口 法明|同上

閉会挨拶

松田 英美子|環境省 地球環境局 気候変動科学・適応室 室長補佐

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