昨今、国内外での議論が急速に高まっているネット・ゼロの実現に向けては、あらゆる主体がそれぞれの立場や強みに応じて一丸となって取組むことが必要である。中でも、国や地域の政策や技術革新の基盤となる科学的知見を創出し、その知を普及する使命を持つ大学が国内外に果たすことができる役割は極めて大きいといえる。
このような観点から、ネット・ゼロに向けた積極的な取組を行っている大学等による情報共有や発信等の場として、2021年7月に立ち上げられた「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」は、現在国内200超の大学・組織が参加して活発に活動している。
本セミナーでは、2050年ネット・ゼロ達成に向けた大学の役割と展望について、国内外での具体的な取組や向かうべき方向性を共有しながら、大学がステークホルダーと連携して果たすべき役割について議論する。その上で、ユース(現役大学生・大学院生)をパネルに加え、ネット・ゼロに向けた取組を進めている大学に学生の視点から望むことや、大学・大学院修了後にどのように活動を継続していきたいのかを語っていただく。
Wed 12 Nov. 2025
ブラジル時間
10:00-11:15
日本時間
22:00-23:15 (+1day)
2050年ネット・ゼロ達成に向けた大学の役割と展望
主 催 : 環境省・文部科学省・経済産業省
共 催 : 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
概要
プログラム
開会挨拶、課題提起
高附 彩|文部科学省 研究開発局環境エネルギー課 課長補佐
パネルディスカッション①
掛川 三千代|創価大学 経済学部 経済学科 教授
上田 盟子|熊本大学 研究開発戦略本部 主任リサーチ・アドミニストレーター
寺牛 恒輝|東海大学 学長室
近藤 道雄|早稲田大学 リサーチ・イノベーション・センター 教授
パネルディスカッション②
山内 太郎|北海道大学 環境健康科学研究教育センター センター長/大学院保健科学研究院 教授
辻田 創|青年環境NGO Climate Youth Japan ユース参画部門メンバー
TBC|TBC(海外のユース団体)
フランク ルコック|フランス・環境・開発国際センター(CIRED) 前所長/アグロパリティック(パリ生命・食品・環境科学工科大学) 経済学部 教授
ホー チン ション|マレーシア工科大学(UTM) 教授/UTM低炭素アジア研究センター センター長
閉会挨拶
居﨑 時江|環境省 総合政策課環境教育推進室 室長補佐