アンモニアは世界生産の約9割が肥料原料として使われ、食糧生産を支える基幹化学品である。つばめBHBは東京科学大学発のスタートアップで、革新的触媒と独自のプロセスにより、低温・低圧でアンモニアを合成する技術を商用化している。
ブラジルでは、独自技術と植物残渣を活用したグリーン肥料事業の推進に取組んでいる。同国で、現在広く使用されている化石資源由来の輸入尿素をこのグリーン肥料に置き換えることで、同国の脱炭素化と循環型経済の促進に大きく貢献すると同時に、肥料サプライチェーンにおけるブラジルの自給率向上を目指す。
循環型社会
植物残渣を活用した低温低圧合成アンモニアによる循環型低炭素窒素肥料プロジェクト

低炭素肥料工場のイメージ: 水電解水素製造装置、アンモニア合成装置、肥料製造装置から成る

アンモニア合成装置のイメージ: スキッド型の設計。ワークショップ内でプレアセンブルされており、現地作業を極力減らすことができる。